このページでは、アラフォー女子の結婚にまつわるデータをまとめています。40代の婚活女子が直面するべき事実や、婚活で勝ち抜くための方法を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
アラフォー女性の婚活で、20代や30代の女性と同じような感覚で婚活していませんか?本コラムでは、アラフォー女性が直視せざるを得ない、現実的なデータをご紹介します。
アラフォーで結婚したいのであれば、まずは戦略を練ることが大切です。
40代女性の結婚が厳しいということを、本当はわかっているけどなかなか現実を直視できない、だからなんとなく時間をやり過ごしてしまう……。そんなアラフォー女性はたくさんいらっしゃると思います。
現実を見てみぬふりするのもいいですが、本当にそれでいいのでしょうか? まずは、いくつかの調査データを整理したので、チェックしてみましょう。
少し古いデータにはなりますが、2005年の人口動態統計の国勢調査で参集された数字には、恐ろしい結果が出ています。
思わず目を背けたくなる数字ですよね……。
テレビ番組でもありましたが、「40代の独身女性の結婚率から言えば、もしも結婚できた場合それは奇跡のようなもの」ということ。男性は20代や30代(それも35歳以下)の若い女性しか、結婚相手に見ていないということもあり、当然の結果と言えるでしょう。
昨今、晩婚化が騒がれていますが、初婚年齢も年々遅くなっていることをご存じでしょうか?とは言うものの、全国の初婚平均年齢を見ると、アラフォー女性にプラスの要因はないと言えそうです……。
平成22年度厚生労働省人口動態調査によると、日本人の平均初婚年齢は男性が30.5歳、女性が28.8歳。東京は全国1位で初婚年齢が高いのですが、それでも男性が31.8歳、女性が29.9歳となっています。このことから、男性が30~35歳、女性は30歳くらいまでの、いわゆるアラサーが結婚適齢期ということがわかります。
30歳をピークに結婚に駆け込み、その直後大幅に未婚率が下がるということです。25~29歳女性の未婚率が60.7%であるのに対し、30~34歳になるといきなり37.4%。40歳を過ぎると未婚率が22.4%であることから、10人に2人は独身ということがわかります。
参照元:厚生労働省/【PDF】平成22年 人口動態統計月報年計(概数)の概況 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai10/dl/h22_gaikyou.pdf
実は、男性の未婚率もアラフォー女性と大差ないと言われています。
35~39歳は37.0%と結構未婚率が高いのに対して、40~44歳になると22.9%、45~49歳の未婚率は16.6%であることから、40代になると男女の差はあまりないと言えるでしょう。
少し面白いのが、50代男性の未婚率が女性よりも高いこと。女性が50~54歳で11.4%、55~59歳で7.3%なのに対し、男性は50~54歳で18.9%、55~59歳で13.9%と女性よりも数字が高くなっています。これは離婚でシングルアゲイン、というパターンもあり得ます。
もしかすると、この辺の年齢がアラフォー女性には狙い目かもしれません。
内閣府からの依頼でマーケティング会社が調査したところによると、40~69歳の既婚女性が結婚前に相手に求めた理想と現在の相手に求めることの比較結果がでています。
当たり前ですが、19個の項目はほぼ理想のほうが高い結果となっていますが、その中でも現実として求めることの率が高くなっている項目は「家事力・家事分担ができる」「親兄弟・親族とうまく付き合う」の2項目。生活において重要な項目がこの結果から感じられます。
また、結婚前と現在も相手に求めることで半数以上の女性が支持しているのは「価値観が近い」「一緒にいて落ち着ける、気を遣わない」の2点でした。生活を共にする人を選ぶ条件がより具体的に感じられます。
反対に現在も独身である女性も「価値観」「落ち着き」も求めるものの、「経済力」「金銭感覚」「ルックス」なども4割近くの女性が相手に求めています。現実を見据えて結婚した既婚者と未婚女性の理想の条件に差があるという結果が出ています。
未婚女性の方が、やはり男性のスペック、特に経済力にこだわっているということがわかります。しかし、既婚女性の現実を知った結果、「価値観が近い」というシンプルな理想が重さを感じます。男性のスペックばかりを気にせず、なるべく性格などのフィーリングを大切にするべきかもしれません。
参照元:マーケティング・コミュニケーションズ/【PDF】令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査報告書https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/hyakunen_r03/10.pdf
アラフォー女性には背筋が凍る話かもしれませんが、草食男子や絶食男子が増えている昨今、20代のうちから婚活を始める女子が増えてきているといった現状があります。
結婚相談所オーネットの会員データによると、20代前半では少数なものの、25歳から一気に増えボリュームゾーンは30~34歳のようです。このことから、今では結婚相談所などでの婚活はポピュラーな活動になったと言えるでしょう。
マッチングアプリ、趣味コンやゲームとコラボした街コンなど、さまざまなスタイルの婚活が増え、参加するハードルが下がったことや、参加することへの後ろめたさを感じにくくなったことも理由として挙げられそうです。
参照元:オーネット/会員プロフィールhttps://onet.co.jp/service/profile/
その結果、売れていくのは20代や30代の女子ばかり。50代の独身男性の中には「20代の女性とも話が合うから、できれば20代と結婚したい」というコメントもあることから、40代の独身女性が婚活するのはますます厳しくなると言えるでしょう。
結婚できない男性は年齢、女性は収入のミスマッチが原因というのもうなずけます。何の武器も持たないまま同じ土俵で戦っても、アラフォーは不利になる一方です。
ここでもう一つショッキングなデータをご紹介します。
国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2023年)」※1によると。2020年の生涯未婚率(50歳の時点で一度も結婚したことがない人の割合)は男性28.25%、女性17.81%となっており、男性は30人に1人、女性は20人に1人程度が50代まで一度も結婚の経験がないということです。
※1参照元:公益財団法人 生命保険文化センター/ライフイベントから見る生活設計https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifeevent/805.html
この「婚活戦国時代」で勝ち抜いていくためには、初めから負けるとわかっている戦はするな、ということです。
アラフォー世代は頭を使い、「自分がどこに行けば売れるか」「どんな相手なら選んでもらえるか」ということを分析し、戦略を立てる必要があります。婚活市場では、20~30歳のフレッシュさが戦いの武器だとは限りません。40代のあなただけが持っている、若い子にはない"何か"がきっとあるはずです。
日常生活の中で、自分を冷静に分析する機会はあまりないと思いますが、アラフォー女性が婚活する際は「自分はどこで、なにをアピールするべきか」をよく考え、相手の条件も身の丈にあったものにすることが大切です。
自分の魅力を理解することで、婚活戦国時代を有利に勝ち進めていくことができるでしょう。
アラフォーの婚活は、20代の婚活とまったく違うということは薄々理解していたと思いますが、データを見て改めて40代の婚活がいかに厳しいか、ということを実感できたのではないでしょうか。
ちなみに、婚活経験のある既婚者に聞いたアンケートで、「婚活がリアルな結婚につながったか」と質問したところ、男女ともに4人に1人が婚活で出会った人と結婚した、と回答しているそうです。やはり、動いた者勝ち、ということがわかります。
最後に、歳の差婚を推奨するわけではありませんが、若い男性が40代女性に惹かれるポイントを紹介します。
これからわかるように、40代には40代の魅力があります。このことを忘れずに、40代に残された時間は少ないので、思い立ったら効果の高い婚活を始めましょう!
ここでは、40代の本音に寄り添いながら、サポートがしっかりしているおすすめの結婚相談所5選を紹介しています。厳しく客観視をしてもらいながら、伴走してくれる最高の婚活パートナーになる結婚相談所を見つけましょう。